オンラインギリシア語勉強会からのお知らせ(2020年7月)

 現在、火曜日の20:00~22:00までの時間で勉強会を行っています。20:00からの勉強会ではギリシア語既習者を対象に、マタイ福音書の原典講読、21:00からは初めてギリシア語を学ぶ方を対象に、初等文法や語彙習得、主の祈りをギリシア語で読んでみるという内容で学習します。

 ギリシア語を学習することで、聖書はなんと言っているのか?ご自分で確かめることができるようになります。イクトゥスラボは「リベラルクリスチャンの情報発信」のために結成されましたが、この勉強会の目的は、教職者や神学者の意見に左右されず、自分で聖書を確かめるツールを提供することですから、保守・リベラルなどの立場、正教会・カトリック・プロテスタントなどの教派、信仰の有無などはまったく関係ありません。むしろ、学んだ知識でリベラルな立場を、ご自分で検証して批判したり、 それぞれの考えを深めてたりするためにご活用いただければ幸いです。

 20:00からの原典講読は、マタイ福音書を3~5節ずつ詳しく読んでいます。内容としては修士課程1年目の聖書学のゼミ程度のレベルですので、学部レベルのギリシア語を学んだ方が対象です。単元ごとに試訳、本文批評、伝承と編集の研究、釈義の順番で読み進めます。各単元が終わるごとに原典講読をした箇所に基づいて、5分程度のメッセージを発表していただきます。メッセージ発表の回はTwitterでお知らせしますので、ギリシア語の知識がない方も、その回だけお気軽にご参加ください。メッセージに対するコメントをいただけると学習の励みになります。単元ごとに学習を完結にしますので、新しい単元からご参加いただいてもけっこうです。翻訳聖書からは読み取れない細かいニュアンスをご一緒に味わっていきましょう!

 21:00からの学習会は、UBS Greek New Testament A Reader’s Editionを「辞書なしで」読めるようになる読解力を習得することが目標になります。具体的には初等文法をある程度、習得すること、450程度の語彙を習得することです。これでUBSを読むのには十分な知識ですが、無料のアプリなどを利用しながら、できるだけ効率的に最小の努力で習得できるように学習を進める予定です。またギリシア語の語彙を習得することで、英単語の知識も飛躍的に増えますので、聖書を原典で読む以外の目的でのご参加も、もちろん大歓迎です。6カ月程度で1サイクルの学習を目標にしていますので、半年ごとに一度もギリシア語を学習したことがない方も新しくご参加いただけます。20:00からのクラスにできるだけ早くステップアップできるように、ご一緒にがんばってまいりましょう!

 参考文献は別ページでご紹介していますが、ご参加にあたってテキストや辞書等を購入する必要はありません。オンラインで無料で使用できる教材を使用して学習会を進めますので、お気軽にご参加ください。参加料も無料です。学習会はZoomを使用します。また、教材はGoogleSpreadsheetとMicrosoftのOnenoteを使って共有しています。連絡はTwitterのDMグループでやり取りをしています。ご参加にあたっては最低限、Zoomアカウント、Gmailアドレス、Microsoftアカウント、Twitterアカウントをご用意ください。PCでのご参加が便利ですが、スマートフォンだけでもご参加は可能です。

 ご参加希望の方は、Twitterでe.p.s.(@eps27196820)までご連絡ださいませ。ご一緒に新約聖書の原典講読を楽しんでいきましょう。みなさまのご参加をお待ちしています!

※ イクトゥスラボの活動、運営をご支援いただける方は、ご寄付をお願いできましたら幸いです。Webサイトの維持費、機材の購入、メンバー以外の方の原稿、講演などの謝礼として使わせていただきます。お問い合わせは以下のURLよりお願いいたします。

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